最近、私の中で読書ブームが再熱しているため、6月に読んだ3冊を紹介していきます。
どれも少し前の作品なので、図書館で借りて読みました!
『♯真相をお話しします』結城真一郎
最近映画も公開された話題作。単行本を読みました。
全5篇収録のミステリー短編集で、漫画化もされています。
5篇の中では特に「#拡散希望」が、最後までどうなるのかわからず、
ドキドキしながら読み進められ面白かったです。
全体的に短編集なのもありますが、あまり凝ったミステリーではないため、
ミステリー小説が好きな方には、少し物足りなく感じてしまうこともあると思いますが、
起承転結がはっきりしており読みやすかったです。
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『Nのために』湊かなえ
少し昔の作品にはなるのですが、ミステリーつながりで初めて読んでみました。
あらすじ
高級マンションで、野口貴弘・奈央子夫妻が殺された。
現場にいた4人の男女――杉下希美、成瀬慎司、西崎真人、安藤望の証言から、西崎が容疑者として逮捕される。
しかしこの事件、4人全員が、それぞれの大切な誰か「N」を守るために嘘をついている。
誰が、どの人物をかばっている? 真実は? 犯人は?
すべては愛する、あの人のために。Nのために。
すごく作りこまれている作品でした。
一度読んだ後に、すぐに2週目にはいり伏線回収したくなるくらいとても面白かったです。
ミステリー小説ではあるのですが、物語の中心は若者の純愛がテーマになっているため、
重すぎず、まぶしさまでも感じながら読み進めることができます。
個人的に今月読んだ本の中では一番大好きな作品です。
調べたところドラマ化されており、Unextで視聴できるようだったので、
今度見てみようと思います。
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『Red』島本理生
次どの本を読もうか迷っていたら、こちらの作品がおすすめされているのを見つけ、
内容も知らずに読み始めました。
あらすじ
可愛い娘がいて、かっこよくて優しい旦那がいて、姑との仲もよく、
一見すると恵まれた環境にいるようにみえる塔子。
だが、かつての恋人との偶然の出会いが、塔子を目覚めさせる。
しまい込んでいた不満や疑問がひとつ、またひとつと姿を現し、快楽の世界へも引き寄せられていく、官能小説。
よくありそうな夫婦間の問題、不倫を扱っている作品で、作品に出てくる登場人物も普通の人ですが、
場面場面の描写がとてもきれいで、どんどん文章に引き込まれていきました。
どんな形であれ、塔子が自分らしさを取り戻していく姿に感動し、結末にまた感動しました。
こちらの作品は、映画化されており、結末が小説と違うらしいので、みてみようと思います。
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最後に
隙間時間に携帯をいじってしまうことが多かったのですが、
本を読むようにしてから、文章を通して様々な人や生活を垣間見ることができ、
楽しかったです。
今月に限らず、積極的に読書をする時間をとっていきたいと思います。
おすすめの作品がありましたら、ぜひ教えてください。
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