8月末に夏休みで、2泊3日で屋久島へ行ってきました!
今回は、縄文杉コースに行っていたので、見どころや注意点をまとめて紹介します!
屋久杉の特徴
屋久島の標高500mを超える山地に自生している、樹齢1000年以上のスギを「屋久杉」と呼びます。
屋久杉の特徴は何と言っても「長寿」であることです。(本州の杉が古くても500年)
長寿な理由は生育環境にあるようです。
屋久島は今からおよそ1400万年前に花崗岩マグマが海底プレートを押し上げて隆起した島で、
山間部はすべて花崗岩でできています。
この花崗岩の山地は栄養が乏しく、植物が成長するにはあまり良い環境とは言えません。
その代わり、屋久島は一年を通して非常に雨量が多い場所のため、常に新鮮な水に恵まれた環境でもあります。
屋久杉は、過酷な自然の環境下の土壌で、多くの新鮮な水をもらいながら、ゆっくりと育ちます。
そのため、成長が遅い分、年輪が緻密で樹脂分が多く、腐りにくいので、
樹齢千年という長い年月を生きられると考えられています。
その中の一つ「縄文杉」は、最大級の屋久杉です。
推定樹齢は2000年代~7200年ほで、周囲は発見された屋久杉の中で最大の16.4mです。
コースのみどころ
トロッコ道

伐採した杉を運ぶために造られた軌道で、大正12年に開通し、昭和44年まで営業運転していました。
現在はトイレの維持管理や倒木した木々、諸資材の運搬に利用されています。
荒川登山口でトロッコを見ることができるが、運が良ければ実際に走っているところもみることができるようです。
小杉谷集落

大正12年から昭和45年にかけて行われた杉の伐採で栄えた集落です。
最盛期には133世帯、500人以上の人が暮らし、商店や理髪店もあったそうです。
現在見ることができるのは、小中学校の跡地です。
ウィルソン株

豊臣秀吉が伐採を命じたといわれており、推定樹高は42mと縄文杉や大王杉より大きかったのではないかと
いわれています。
切り株の中から上を見上げると切り口がハート型に見えることで有名なスポットです。
大王杉

樹齢3000年超、縄文杉に次ぐ巨大杉です。
1966年に縄文杉が発見されるまでは島で最も大きな屋久杉として知られていました。
縄文杉

1966年に発見された日本最大級の屋久杉です。
注意点
距離、所要時間
縄文杉までの道のりは、往復約22km、所要時間は休憩を含めて10時間ほどになります。
そのため、日帰りを予定している場合は、出発は遅くとも朝6時台が目安になります。
アクセス

環境負荷の軽減と混雑緩和のため、縄文杉登山の荒川登山口へと接続する、
町道荒川線への一般車両の乗り入れが規制されています。
そのため、荒川登山口までの通行方法は以下の二つになります。
①「屋久島自然館」から登山バス
②タクシーを予約する
登山バスは、本数が少ないため事前に時間を確認しておくと安心だと思います。
登山者が多い場合は、臨時バスが運行することもあるようです。
事前にチケットも購入できるので、前日までの購入をおすすめします。
タクシーは予約が必須になります。
早朝の場合、満車になっていることもあるようなので、早めに予約することをおすすめします。
持ち物、服装
靴は、トロッコ道がおわると山道になるため、トレッキングシューズをおすすめします。
ザック、レインウエア、羽織、水筒、軽食、朝昼ごはん、携帯トイレ、ヘッドライト等があれば安心だと思います。
朝昼ごはんは、予約が必須になるため、登山弁当屋さんか宿に事前に確認してください。
トイレ、飲料水
トイレは、出発前の荒川登山口、小杉谷山荘跡、大株歩道入口の三か所あります。
他にも携帯トイレブースが何か所か用意されていました。
トイレには、紙がないこともあるようなので、持参をおすすめします。
飲料水は、小杉谷山荘跡、大株歩道入口の他、何か所もあるので500ml最初準備をしていれば、
大丈夫だと思います。
最後に
終わってしまえばあっという間だったような気もしますが、
トロッコ道は永遠に続くような気がして、途中気が滅入りそうになりました。。。
ただ頑張った先にあった大王杉や縄文杉は圧巻の一言でした。
自分で歩くしか方法はないため、体力ありきの旅にはなってしまうのですが、
写真と実物は全く違ったので、ぜひ直接みてほしいなと思いました。
気になる方は、ぜひ行ってみてください!
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